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恋する寄生虫

手渡された本の先に広がる世界。

潔癖症視線恐怖症が織り成す不思議な世界。

静かで、穏やかなそんな2人の世界。

フタゴムシのような永遠を人は願う。

無条件でその幸せが手に入ると、当たり前を描く。

現実は、愛の重さを言葉で図って、物で測って

相手が思い通りにいかれなければ、嫌になれば、違いを責めあいあっけなく終わる世界。

周りが持っているモノと同じモノが欲しい。と口にする子供と何が違うのかな?と

10代の頃の私は、あちらにも、こちらにも好意を手渡す同性が嫌いだった。

私には縁遠い世界。

人を好きになることも、好きと言われることもない「絶対」と本気で思っていた。

 

人見知りで、赤面症で、上手く笑えなくて。

それでも、世界は回る。それを辞退して終わらせることもできた。

だけど回り続けなればと、1人生きるための強さを持とうと思った。

それは、ただそこにいていいと、そのままでいいと笑ってくれた人がいてくれたから。

クリスマス、果たされない約束の結末の哀しさを思い出す。

 

世界は回る、辞退もできる。だけど、終わりがいつかくるのなら寿命まで歩くのも悪くない。

終わりは突然に、その儚さを知り、命の、明日の重みを知った。